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ODESSA [舞台]

あ~良いものを観た。
こういうのが見たかったのだ!
流石三谷幸喜♪

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バイリンガルでないと無理なプログラム。
意訳との切り替えは、高度な語学力と知性がなければ不可能だ。
素晴らしい!

エマちゃんがあんなに華奢で小さい人だったなんて、
観るまで全然知らなかった。
驚きしかない。
柿澤くんは役に説得力を待たせる良い体(笑)


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2023年の締めくくり [舞台]

ジャンヌ・ダルク

直ぐに、ああ、これがしたかったんですね?
と判る、贅沢な創りの舞台だった。
オーディションの報道は目にしてたし、蓋を開ければさらに、こんなところまで?!

その渦の中でただ、涙が流れるのは許す、という感じでぽろぽろ。
その悲し過ぎる核心には触れないように。
触れなくても涙が零れ続けた。



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無駄な抵抗 [舞台]

季節が逆行する関西にイキウメ来阪。
初めてイキウメ主催でないバージョンを楽しめた。
瀬戸くんの参加した関数ドミノとか秒で完売だったしー。

阪急中ホールがあんなに素敵で、あんなに駅近だったとは。

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三年ぶりの一期一会 [舞台]

昨日の豪雨が嘘のよう。
2020年のこの公演を最後に、あれは始まったのだよな。
佐藤隆太一人芝居「エブリ・ブリリアント・シング」。
この特殊な舞台。
よその会場ではどのように催されているのか知らないけれど、
改めて、そうか、全員が等しく、本当なら立ち入ることのない場所に居るのだなと認識した。
奇妙な設営に初演は驚いたっけ。

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物語を繋ぐこと [舞台]

大阪上陸、「兎、波を走る。」観劇。
初めての新歌舞伎座。
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ぎゅうぎゅうにいろんな物が詰め込まれた一遍。
あの詰め込み具合、「君の名は。」を思い出させた。
アニメで出来るんなら、生身でやったろーじゃんよ!、な気概に満ち溢れてた。

思いの外、花火大会客にダイヤが乱れ、超ギリギリで駅に到着して、
焦りで初めての場所の地図が読めなくなり、諦めそうになった時に
いや、マジで可愛らしい「兎」たちがぴょんぴょん「遅刻しちゃう!」
と眼の前を過って、コレついてったら間に合うと直感、お陰で最短ルートで開演直前ギリギリに
座席まで誘導していただいて滑り込んだ。
感謝。

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人魂を届けに [舞台]

そうえいば、ここんとこ「世にも奇妙な物語」新作放映と大阪公演被りがちなイキウメ。
ポスター
週の頭に何度測っても38度?!ついにコロナ感染か…で慌てて発熱外来に走ったがアデノウイルス系夏風邪の診断に安堵して翌日から勤務して迎えたこの日、
仕事よりこっちに参加出来ない心配の方が正直大きかったとも。
こんな無理が利くのは長年お世話になってるかかりつけ医の的確な処方のお陰。
マイナスとマイナスが激突してプラスに転じるのを目撃しまくる一週間を乗り越えて、辿り着いた森。

安井さんはもとより、ここのところ各人気ドラマで殺したり殺されたりでご多忙な浜田さんの"使い方"が秀逸だった。
違和感なく綺麗めの女性に見えた。

大窪さんがイッキ飲みするあれは、マリモ状にして水に浸けた、とろろ昆布かなぁ。
名前が違っただけで、慣れ親しんだ物が俄然受け入れがたくキモい物質に変容してしまう。
あれ飲み下すのも魂削られるわ。


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幻のサンソン [舞台]

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三年前緊急事態宣言発令で中止になったSANSON。
初吾郎ちゃん。
草なぎ君と慎吾ちゃんが「ちゃん付け」するのを、どうしても耳コピしてるのだな、きっと。
それでも彼の持つ華の凄さを体感した。

演出の立体化が素晴らしく、200年前から庶民がマンション暮らしという
平屋住まいの日本では考えられない先進的繁栄と食べて行けない貧困の共存…
今と変わらぬパンデミックと飢餓の象徴。
鑑賞してる我々そのものだ。
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しかし降り続く雨のお陰で、こびり着いた血が乾いた演出の装丁(のはず)の公演プログラムを開封した瞬間、そのテカリを見て「カバンの中まで雨が染みてる!?」と焦った。
問題なく乾いていた。
けどこのベタベタとした手触りと強烈なインク臭は意図的に施された問題。
そう、血は流れた後で今は乾いている。
けど、安心してはいけないということ。

むしろ三年前にコロナ補助として凍結された返済義務が全面解除される今年からが企業の正念場なのだから。


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ペール・ギュント [舞台]

歯の詰め物が取れたり、治療に行かなければならないところが多発しまくりなのに、
連休前猛繁期残業の嵐で一切手付かずのまま。
唯一の頼みの綱はお友達に教えてもらったピルクル・ミラクルケア。
この体感はまさしくミラクルケア。

とにかく倒れないように仕事。
他は何も考えない。もう考えなくていい、倒れないために。
連休が開けたら病院に行ける…

何年か前某劇場で、草なぎ君と松尾さんが眼の前に突然現れて、舞台メイクの影響もあるけど、その人と分からないくらい華やかな目元の美男だったのを思い出した。
SMAP時代は考えられない演出で、開演前の「駆け寄ったり触ったりしないでください」というアナウンスはこのため?と思った。
通路側の席だったので、そんな輩が現れたら脚で封鎖して阻止せねばならん席だ…と身を固くしたな。
懐かしい。
オーケストラピットを取り外した席組でエルビス・コステロもここで観た。

それとはだいぶ違う音楽劇だった。



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♯ナミダドロップス [舞台]

[霧][霧][霧][霧][霧][霧][霧][霧][霧][霧][霧][霧][霧][霧][霧][霧][霧]
世界中の
悲しい涙を
嬉しい涙に
[霧][霧][霧][霧]
京都公演。
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えのさんの衣装が実にアイドル風味で、季節的に学生さんたちの作品もたくさん楽しめて。
松雪さんは歌声までも美しく、劇団四季のよう。
炎の雪崩れが言葉にできない美しさで、降りかかる直前の丸あるい縁が何故か心に焼き付いている。
これまた、青さんの扮装がCMで目にする目黒くんそのもので(笑)
敵であって欲しくないビジュアルに違いない美しさだった。

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遠吠え [舞台]


守銭奴


祝祭の嵐に実は途中訳が分からないけどめでたしってことよな?で終わった観劇。
着実に血の巡りが老化してる。

ので、改めて原作を回想しながら読むと、舞台上では笑って聞き流されてた部分が、なかなかの重さであることに気付いた。
むせび泣くリコーダーとか。結構奏者は楽器と一緒にご自分も同じ音を声で出しながら演奏してる。

この感覚、傲慢にもあって当たり前のものが突然失なわれた(のかもしれない)というショックは相当堪える。
年齢を重ねて我慢強くなってくなんて、ほんの一握りだけの幻想だしね。
大半が我慢弱くなるし、我慢強過ぎる人は我慢し過ぎで病気とか見逃して年齢を重ねて行けないし。

大病を早期に発見出来た場合でも、心の内はこのくらい乱れるだろうと思った。
手術すれば助かる、と分かっても、その手術受けなきゃならん状況が怖い。
そうすべき、それがベスト!と決断するしかなくても。
乳歯抜かないと永久歯(うわー年取ると抜け落ちる可能性大の歯に永久って、考えたら凄い幻想的。昔は長生きが難しかったから、命名時に少数派の老いは想定されてない)が生えて来ない、と頭で分かってても怖かった頃と変わらず、変わらない。

なんてことを思いながら読了。

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