ミステリと言う勿れ#9

最高に良かった。
全話中ベスト1！！

原作読んだ時は、完全犯罪達成手段としての"透明人間"化とばかり思ってたけど。

おかしくなるほど悩んで苦しんで疲れ果ててしまっていたんでしょう？
犯罪目的というより、消えてしまいたいくらい辛くて、透明人間になりたかった。
「君も俺を恨めばいい」と真っ直ぐ整くんに言えるのは、やり場のない辛さを知っているからだ。
整くんの分の辛さまで背負おうなんて、しなくていい。
（そもそも整くんとは初対面で、付き合いないねんから、恨み辛みもなかろう。長い付き合いの天達先生も蔦さんも恨んではなかった。ただ何の希望のない哀しみがあるだけ）

罪の告白を聞きながら、私も整くんと並んで、ハモりながら伝えたくなった。

「橘高さんのせいじゃないです」

（と、つい言ってしまったのは佐々木蔵之介のギアスに掛けられたからですとも。）


分かってる。分かってた。進行中のもう一つ。このためだけの今日までだったね。だから伝えたくて、整くんはしゃべり倒す。

理不尽なシステム解体の手段も、やっぱし、話すことなんです。

おしゃべりは必ずお友達と一緒だから、単独行動少ないし、明るくゲラゲラ笑ってるだけでストーカーが近寄れないらしいです。
ついでにセクハラーもチカンダーもおしゃべりさんが嫌いなので、ターゲットにされた人はおしゃべりさんと同行しましょう。
※と、調子良く書きましたが、コロナ禍の今はおしゃべり禁止の使えない手でした。すみません！

それでも付き纏うヤカラには、必殺の呪文がありますが、お知りになりたい方にだけ
こっそりお教えいたしますことよ。

この呪文はお化けにも効くので、 昔パニクってた同僚に教えたら「効いたー！ってことは心霊現象確定じゃないですかっ」て逆ギレされた… 正味整くんのように「何も起きてない、何も起こらない、ちょっと気になるだけ」と唱えるのと同じ効果のある言葉ですので、こちらをご利用下さい。何もないのに在るかのように勘違いして恐れ過ぎたり慈しむ勿れって事ですね。

さあ、今なら15日まで東京芸術劇場で、橘高の10倍しゃべり倒す佐々木さんのヘンリー王を生で観られますよ〜♪（ただし、髪型とヒゲのせいでビジュアルは役所広司似）