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君子無朋 [舞台]

緊急事態宣言出てようが京都に行く、ということに
たっぷり馴らされたこの数ヶ月でしたから、
もちろん伺いましたとも。
https://stage.parco.jp/program/kunshi/
これも私の必要緊急。

ものすごい覚悟、というよりも、これはもう、
正義とか慈愛とかを超えていて、この数ヶ月ですっかり
感性はもちろん動きも表情も表に出にくくなっている私にすら
細胞レベルで響くものがあった。
ええ、マジで。

てつお…いやオルクの誠実感がまぶしかったわ。
やっぱし鍛えてはるから満場一致で脱がせたくなったんやろか。
それにしても皇帝のあの白い方の衣装、最初からああなってるのに、
場面が転換したらああなってることを忘れてしまえるから不思議。

今年はほんまに、宣言関係なしに京都。
とか思ってたら、途中で電車が止まって足止め数時間!
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/622675
帰さへん気か?
足止めを食ったそこは丁度弟んちの駅やったので、
さすがに終日運転見合わせにはならへんやろけども
弟にLINEしてみたら「俺も閉じ込められてる。俺の乗ってる電車が轢いたみたい」
イヤーーーーーーーーー![がく~(落胆した顔)]電車は違うものの姉弟で同じ目に[たらーっ(汗)]

この数ヶ月我々は同じ経験を共有して、ひとつひとつを粛々と行ってきたのが、ここも?
6月に母が他界いたしまして。
コロナではなかったのですが、タイミング悪く病院スタッフに感染者が出て、
患者も含め全員の陰性判定が出るまで面会謝絶。
面会再開されても1家族2名限定5分のみ、という徹底振りに加えて
陰性判定出た時には既に意識不明で、弟たちに先に権利を使ってもらった翌朝に
逝ってしまい、家族全員誰一人死に目に逢えず。

そこまでしてるからこそ、京都は感染者数が抑えられてるのよね。

そこからはもう、緊急事態関係なしで通夜、本葬、初七日、四十九日、納骨、初盆…
弟宅で寝起きを共にする日が毎月。
初盆は豪雨で墓所への道が通行止めになったよー墓参りの車は通行許可が出たけど。
豪雨の中驚いたことに、墓所のある森の蝉が大音量で鳴いてた。
大阪の蝉は降り始めると静まり返るのに。
災害などお構いなしに全力で愛の唄を止めてなかった。
蝉にとって恋をしないのは命にかかわる事、よな。京都の蝉恐るべし。
命にかかわる事には宣言関係なし?ただし自己責任な!
今年は忘れられない夏になる。

それでも、私はこれ、一人っ子やったら遣り切れなかったやろうなと思いました。
母に感謝しました。弟を生んでくれてありがとう。
弟に感謝しました。こんなにも優しい家族を築いててくれてありがとうって。

神は中華を立て直させるために、そんな家族を雍正帝には与えてくれなかったのかしら。

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