立ち止まって二度見

和田家の男たち、ようやく落ち着いて観てます。

#4はなるほど！草刈さんの登板はまさしく「男性のリードが大事」ってことよね。
寛さんの別居婚は、正味義理の孫と息子との生活が実に快適で、
解消したくなかったのだと踏んでいる。

#5から、ようやく蔵之介の表情が柔らかくなってほっとした。
リードに慣れて、緩められるようになったかね。
しばらく全然「新婚さんの顔」じゃなくて、めっっっちゃくちゃ怖かったよ！
どんな不幸な結婚を？と疑うほどに。

は、置いといて、
「ラジエーションハウスⅡ」#8の話がしたい。
立ち止まって二度見、いや三度見くらいした。

ほんま、広瀬の言うとおり「好きって気持ちが一番大事なんですよね」
なんですよ、うん。


兄弟と比べられる辛さ。
異性の兄妹や一人っ子には無縁そうな悩みなのだが、
映画女優並みに美貌の長女や頭脳明晰な次女と比べられて育った我が母は
なーんの悪気もなく、そうするものとして、頭脳明晰で美貌も備えた
我が幼馴染と私を比べて「見習いなさい」を繰り返しておりましたよ…。
上が居らんからって、よその子引き合いに出さんでも。

そんなこと言われても…である。
中学に上がるまでその仕打ちは続き、この人私が涼子を妬んだり逆恨みやらをさせたいんやろか？
と悩んでいた。
あんな素敵な子を逆恨みして、仲違いするなんて、我が人生の大損失や！（←ここ大事てか？）
ここいらであの子ほど良く出来た子はいてへん。そんなこと勿体なくて出来る訳ないやんか。

と、解ってはいても正直しんどい。何とか母親の小言を塞ぎたい…。
そして、ある日「涼子ちゃんは出来るのに」が始まった時に
いつものように「そんなん言わんといて」と遮るのを止めた。
「そやな…涼子ちゃんは可愛いし頭もいいし、私には勿体ない友達や」
うんうん、と母相槌を打つ。
「こんな取り柄のない私とも付き合ってくれてて、性格まで良い。あんな子滅多におらへん」
そやな〜と母。
「ここいらでピカイチやで。見渡してみ？あそこまで出来た子他にいてる？」
「ほんまにありがたい事やなぁ」と母。

「それと比べられたら私、立つ瀬なくない？」

あそこまでの子滅多におらんのに、ああなれゆうんはご無体やんか〜全然元々の出来が違うのに、比べる方が間違いやろぉ？
あの親にしてこの子あり、うちにああいう子が生まれるはずないやんか！

母は大笑いしながら「ほんまやな。ごめん」と詫び、驚くことにそれ切り二度と「涼子ちゃんを見習いなさい」を口にしなくなった。
涼子とは今も仲良しのままだ。

私の「好き」がくらべっこという呪いに勝ったのだと思っている。
呪いに悩まされている方々、
どうぞ「好き」で呪いを解いてな？
もしも対象が同性の兄弟でも、やっぱし滅多に居らん優秀な子に違いなく、
全員同等の天才でないとアカンなんてのは、厚かましいと思う。

※ちなみに異性兄妹でも弟の美貌が際立ってた頃は母親の小言なしでも
引け目を感じざるをな勢いはあったものの、やはり「好き」が防衛を果たした。
弟の「お姉ちゃん大好き」が。あー！もーしゃーないなーになるしかないでしょ。

おまけ:春に受けた精密検査で大騒ぎしたお医者様は、出揃った良い検査結果を並べて、まじまじと私のレントゲンを見ながら「これは、もしかしたら検診センターに凄い技師が居るのかも知れない」とつぶやいた。この写真が撮れたのに再検査を強く勧めなかった(ふわっと要検査判定を渡されただけだったので全く危機感がなく、当初医師はそのゆる〜い対応にキレまくった。こんな物が写ってるのに？！てな)ということは、この写真だけで良性と診断確定が出来てたのかも知れん、やて。
この大阪にリアル・ラジエーションハウスが？
あるんかもね。