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物忌み中 [くらしのあれこれ]

晴天の下、花は今が盛りと咲き誇っているのにお篭もり。

けど、先週の「陰陽師」放送後の志村けんの訃報で、よりコロナの怖さが周知されたように思う。
ショックでした。
お兄様の、感染防止のために面会も許されず遺体に寄り添っての最後のお別れも叶わず辛いと嘆かれる姿に、いにしえの喪中とかの様々な風習が符合した。
物忌み(自宅待機)や方違え(渡航自粛?いや入国待機かな)は迷信ではなくて、実用的な疫病対策やったんやな。
疫病という自然の猛威を前にすると結局我々は1000年前の人々に習うより他ないほどにしか、進歩してないのよ。

そして、この訃報が撮影現場にも物忌みが必要であると解らせてくれた。
残念ではあるけど、一昔前にはなかった大きな進歩。

そうよ、今再放送されたら大喜びされるストックが各局いっぱいあるやん!
「JIN」とか観たいなー。コロリゆう疫病と戦う話やし。
終息後に元亀ちゃんの半沢直樹観られるの楽しみにしてる。
けど、1年物の麒麟はどうなるんやろう?
これから大河の切り替えが9月とかになったりして。


先週の「陰陽師」原作読んでみよう。
岡野玲子先生の漫画しか知らない。

本田望結ちゃんの演じた虫愛でる露子姫、あれの出典はナウシカの原案「虫愛ずる姫君」よね。
http://www1.plala.or.jp/yossie/words/020501.htm

このお話、私の生まれる前は普通に児童書に掲載されていたようで、
従兄弟のおさがりの中にあり、幼児の頃からそれを読み知っていました。
姫君が扇で虫を受ける姿の挿絵を今でも覚えています。
(ただし右馬佐の存在はカットされていた。児童書やし、結局右馬佐は興味本位でからかってみただけでロマンスに発展したとは思えないし。)
「毛虫はありえへん」と思ってました。庭の桜に花が終わるとぞっとするほど大量についたので。
ああ、私には黒丸を上手に育てられない...

鴨川か桂川の水底にあそこまで美しいシトリンが...沈んでたらええなあ~。
思わずでかっ!ありえへんやろ?!と驚きましたが、その後の用途に「うん、あのくらいのサイズは必要やな」と納得。

平将門怨霊伝説が今も根強いのは関東に都が移ったからやろか。
20年経ったからこその、か。20年です。

漫画では縁が薄れたように描かれた源博雅やったけど、
このドラマや映画では、虫愛ずる姫なのですね。
清明もまた、黒丸のように羽化した式神なのでしょう。

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実はここのところ和柄のスマホケースが欲しくなって和柄の情報を
色々集めていました。
そこでピーンときたのですが、ドラマで滝夜叉姫と平将門が消えた三角鳥居。
あれは太秦に実物がありまして、一度だけ行ったことがあります。
http://osumituki.com/hack/kyotokanko/sights/90721.html

あれは3Dの鱗紋やったに違いない。鱗紋は守護や厄除けのチカラを持つとされてる
古代から使われてる模様です。
呪符を立体にしてまで強く強く古人が守りたいと願ったものが、
祭られていたのですね。
コロナ除けに鱗模様持つことにしました[黒ハート]
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