風の庭 [映画]
ええ眺めでした。ねむの木の葉っぱみたいに、開いたり閉じたりしてるように見えるオブジェ。
ええもん観てきました。
大阪ステーションシネマで「ヤマトタケル」観賞。
まさか私に「歌舞伎を観て泣く」日がこようとは。
まず、当り前ですけど見事な脚本でした。
わかりやすい、のに深い。こりゃーヒットするはずやわ。
入れ替わりとかのマジック的見所や高速回転バック転などのアレグリア的見所やら、
元亀ちゃんだけでなく、その声は、その動きは、その美しさはすごいの連続でした。
エンターテイメント。
シネマで観られて一番良かったのは、お衣装を大写しで観られたこと。
どの衣装も目眩がするほど手間が掛かってました!
伊吹山の神々(特に姥神)の衣装、かっこよかった~
ラストの白いお衣装は全パーツ手縫い仕上が入ってる~
帝と皇后の衣装の胸に大量に縫い留められた勾玉は上質のロードナイトやと思う。
そして、ワカタケルが柏の葉をかんざしにしてて、うるっときた。
大画面で観れてよかった。大画面でないと観えへんだわー。
ほんま、ほんま
バクテンすごかったぁ~~~\(゜ロ\)(/ロ゜)/
衣装も豪華でね~~~
シネマ歌舞伎ならではのアップで拝見できた数々ですわね!
亀ちゃんはもちろん凄いのですけど
周りで演じてらっしゃる方々の凄さにも圧倒されましたですわ。
自分にとっては貴重な初歌舞伎でした。
by むーぽ (2013-10-15 01:18)
私にとっても貴重な初歌舞伎でしたよ♪
本当に皆さんが手抜きナシで作ったはるからこその、スーパー歌舞伎なんですね。
劇中でヤマトタケルの心はまず、雲となって天に昇ろうとした…
けど、本当のラストでは雲になったはずの心は、鳥になって天を翔けた。
どちらも”心”と表現されていますが、本当は違うんですよね。
とても似ているのに、環境に左右されて姿かたちを変える雲は大気圏を貫いて天に届く事はない。
けれど鳥に昇華した心は天に届く、ということを表してると解釈しました。
とても優しく控え目に、けれど深く熱く、「ヤマトタケル」は
”届く心”と”届かない心”の違いを、鮮烈に示しています。
さすが哲学者梅原先生の作!
by カリコ (2013-10-15 21:48)