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鴨、京都へ行く。

ずっと見てたんですけどね。
あーあー鴨ちゃん~と思いながら、家事しながらで流してしまってた。

けど流してしまってた最大の理由は、ええ仕事やったからでした。

京都弁がどの役者さんもめっちゃネイティブやったんです。
耳に障らんから、ほんま心地良く聞き流してしまってました。
いやーすごいわー。

しかし今日は思わず手を止めてしまう内容でした。
物語の舞台は京都の老舗旅館建て直しなんですけど、
今日のは、その老舗旅館が客の噺家のお弟子さんと、
調理場のお弟子さんの”初舞台”になるという、粋なお話やったんですよ。

何より良かったのは、その二人の初舞台を実現さしたのが、
特別待遇を求めるマナーのなってない困った外国人のお客様やとゆう(笑)。
なんも悪気なく、土足で部屋まで上がり込んだり、ベジタリアンやから肉出すなゆうたり、
紫色の花は飾るなゆうたり、芸能文化見ながら食事したいゆうたりで(しかもそれ、共通言語持たずに要求してくる)、
「特別扱い反対!」と従業員にそっぽ向かれてしまうんですけど、
そのお陰で、なかなか初舞台を踏ませてもらえへんだお弟子さん達にチャンスが回ってきた。

けど、お客はそんなんお構いなしで、料理にケチつけてしゃべりまくったり、
落語の最中に携帯に出たり、あげくにつまらんし帰る!と席を立つ。

そこへ!カリスマ仲居頭のかたせ梨乃さんが、凛として優雅に登場。

おもてなしを受ける側にも、お客としての品格を求められるのは、万国共通ですやろと。

全部京都弁だけで言いはって、周囲が慌てて「通訳しましょか?」ってなるねんけど、
訳さんでもお分かり頂けましたでしょ、とキッパリ。
その通り。
いや、ちょっと海外旅行でハメ外してもーたけど、外国人のお客様方も、ちゃーんとおもてなしを
受け慣れたエリートの方々でしたしね。
無言で席に戻って、ええお客さんに変りはった。いやーかっこよかったなー。

もっと腹にたまるもんが欲しいゆうお客様の要望に応えられるん、まさに弟子の小柳友さんしか居なかった。
日本食に執着のない人には、そらーお好み焼き(ファストフード)のがええわ(笑)
落語初めての人も、未熟なお弟子さんで十分…とはしないところが、このドラマの作りの良さ。
登壇をずっと認めてくれへんだ師匠が、出張ってくれはるんです。
弟子の尻拭いは師匠がせんとな♪て、ほんまの芸を披露してから、客席が温まってたし、
これなら初舞台踏ませても大丈夫やろ、て。くー[揺れるハート]

失敗を失敗で終わらせへんのが大人の仕事。
下のもんに失敗させてあげるんが、大人の仕事ですね。
ええもん見してもらいました~[揺れるハート]

しかし大東くん演じる加茂くん、もし鴨ちゃんに思いが通じたら婿入り確定。

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