馬路村の未来を夢にみる [柚子・または馬路村]
それはそれは勝手な夢だった。
いつもは馬路温泉に泊まるのだが、それとは違う古民家のような、いろりがあって、
座布団が並んだ黒い家屋で、「熊野神社に行きたい」と話す夢。
古い民家のイメージのままの土産物屋まで増えていた。
そんな宿はないし、村には確かに熊野神社なるものは実在するものの、
行ったことも、行こうと思ったこともない。
けど、ひょっとしたら、今は温泉の周りだけがおもてなしエリアっぽいけど、
いつかそこまで広がるのかも知れない。
もっと観光客が増えて、もっと宿を増やす必要に迫られる日が来るのかも。
ふっとあの日、農協のおんちゃんが言ってた言葉を思い出した。
「本当は近くの人に買うてもらいたいと思う」
近くで買ってもらった方が、とれたてで美味しいし、絶対良いに決まってる。
産直の究極のこだわりだ。
けど、高知の、いや四国全土の人口含めても、、、やっぱ少ないやん、、、
「遠くても『欲しい』って思うてくれる人がおることが大事と思いますよ」
と心から思ったので、そう言ったが「まあな」と話が終わってしまったので、
『それじゃ今と変わらん、つまらん答え』と受け取られたかと、言いたいことを引っ込めてしまった。
この夢は、私が口に出来なかったその先。
本当に美味しいものを新鮮な内に届けたいなら、村に来てもろうたほうがええということよ。
村で飲む「ごっくん」がどこで飲むより一番美味しいもん。究極の産直やん。
元々今の産直は村を興したい、人を集めたいという発想から始まったわけで、
それが成功して、たくさん視察団とかが来るようになって、宿泊施設が出来て、
見てもらえるように森作りも始まった。
観光地化すると振り回されて村が荒れるという心配もあるけれど、その目的が
「究極の産直」であることを見失わなければ大丈夫。馬路の色は失われない。
そりゃもう、とんでもなく大変な仕事だろうと思うけど、やりたいなら仕方がない。
それはきっともう、始まっている。
私のような観光客のクチコミで「実は村で飲むともっと美味い」ことが少しずつでも広まって、
それにつられて高知の人も「よそよりは近いし、行かな損かな?」とそそのかされて(笑)
村は沢山の人が「知ってる」場所から「行きたい」場所に育って行くんだろうな。
夢が現実に、そしてそれを見届けられたら幸せやね。
明日は冬至なので頂いたゆず湯でほっこりさせてもらう。
たぶん奴らは今年も飲む(笑)
by はぁこ (2007-12-21 21:27)
勝手な夢やし、「村の者はそんなん望んでない!」て言われるやろけどな(爆)
馬路村の柚子ドリンクのヒット広告のキャッチフレーズに
「ごっくんやりゆうがかえ?」っちゅーのがあんねんけど、
柚子湯の元にも「ごっくんやりゆうがかえ…?!」て
付けてもらわなな(笑)
実際ちっさく「飲んでも柚子しか使うてないので大丈夫です」て書いてあるねんし?
by カリコ (2007-12-22 00:27)