Anchorage

３年ぶり？の忘年会。
薫りに重点を置いた料理はいいね。
「こんなに楽しい呑み会は久しぶりだ！」という言葉に偽りなしの良い空気だった。

ヒデちゃんの「この部署、過去最強のメンバーですから！」が上昇気流を巻き起こす。

お酒の進んだところで、専務が何とは言えないが決意したことがあって、
自分はこの一年本当に我慢した、頑張ったんだと漏らした。
この我慢を続けなければと堪える体験をしたから。

一年前のあれ切っ掛け？
だけではないだろうけど、もしそうなら、私を庇ってくれた上司たちが心に触れたのだと思う。

この一年、オフィスから罵倒が消えている。
社長はグラスを傾けながら「僕は見ていますからね」と私に笑いかけた。
Anchorageが必要な時代。
社長は入社時に、私に紳士的であろうと決めたのだそう。
どうやらその理由は、奥様が私と同い年らしく、考え方や体力などの生態を熟知してらっしゃるがために、つい労ろうとしてしまう模様。
働きやすくていいわー愛妻家のトップ。

しかし、アルコールは乾杯のビールひと口だけだったのに…化粧も落とさず
何もかもつけっぱで、さっきまで一度も目が醒めなかった自分がヤバ過ぎる。

やっぱり酒は「狂いの水」。