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ミステリと言う勿れ#12 [ドラマ]

真実は人の数だけある、か。
高畑さんのエピソードはまさにそれ!逃げ果せた「ナオミとカナコ」。
高畑さんが演じた情の厚い中国人バイヤーは長澤まさみちゃんが
コンフィデンスマンJPで完コピする素晴らしさでした。


ついに最終回。
名残惜しい。

最終回前の特番に中居くんが出ていて、ついジュートを見ながら、
模倣犯繋がり…と思ってしまった。
「父親を思い出して欲しかった」というジュートの熱弁に、つい、森田芳光思い出してしまうじゃあないか(笑)
森田監督は犯人をとんでもなく魅力的に撮る事で、犯罪を犯さなくて良い素敵な人が、
おかしくなるような目に遭ったために残念な選択をしてしまう事がある、と
伝えてた。

ジュートの父親との思い出はまんまキングの「ゴールデン・ボーイ」で
残虐な資料を見せられることで犯罪に魅せられてゆく虐待そのもの。
ガロくんがまた手首を切り落としやしないか、ヒヤヒヤした(笑)

私がゲットした愛珠のポストカードは"幸せな時間"の姿だったことが、
じんわりうれしい。
もうすぐ結果次第で別の生活が始まる我が身が愛珠に重なってしまう。
寄木細工の箱、うちのは10センチに満たない小箱だけど、やっぱり
気密性が高いのでシルバーが酸化しない。
愛珠の指輪が新品同然にピカピカなのも、理に適ってます。

ぱたぱたと滞りなく、今期のドラマも終わってゆくなあ。
あゝ 時の川をわたる船にオールはない。
流れに任せて、揺られながら、眠りたいだけ睡りたい。

そういえば、先週「恋せぬふたり」もお終いでしたか。
ある意味あのエンディングの爽快な坂道は、六壁坂かも。
そこに辿り着けるのは、ひとつ屋根の下で真摯な語らいの時間を紡いできた
家族(仮)の二人ゆえ。
でなきゃ、恋抜き同棲の解消はただの"'お別れ"に過ぎない。
(咲子のメソッドでいくと、屋根裏の干物男を愛玩するお嬢様の生活すらも
「自分で決めた幸せ」だ。)
https://realsound.jp/movie/2022/03/post-992360_2.html
ふふ、なんかこのドラマも、新しいライフスタイルを模索し続けた
森田芳光ぽい作品でした。

森田作品て、自分と全くかけ離れた世界や人物のものであっても、
通りすがりの自分まで肯定してもらったような感覚が残る。
きっと監督が対象を無条件に全力で
肯定してらしたから、でしょう。
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