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天才を育てた女房 [ドラマ]

すんごい番宣のお陰でケンミンショーも観れました[黒ハート]
あん食梅田で買えるんやあ~[ぴかぴか(新しい)]

ああ、ほんまに、思い出すと涙がつーっと流れ出す作品でした。
映像もほんまに美しくて。

ハルトークスの逆問題、か。。。私にも全く理解不能な理論で数式なんぞ見ても
ちんぷんかんぷんなんですけど、まさに!な命名ですな。
岡先生の頭脳に追いつけない日本の学会の方が逆に問題ありという(笑)
そして、その壁を打ち破ったのは、ハルトークスの逆問題と同じく、
外側の証明。
『クール・ジャパン』のチカラや![ぴかぴか(新しい)]
そう、これは、ひとりマクベスを演じ切った兄さんこそが演じるべき物語。

でも木下先生潔かった。最期まで自分には理解出来ない事を認めた上で、
湯川秀樹に託したもの。
そこは日本人らしかったし、「僕に解る様に証明して見せないと誰にも伝わらないよ」
というのは日本で数学をやっていくには必要な指導に違いなかった。
あの頃はまだまだ、本格的な教育が始まってから100年も経っていなくて、
教科書の年号の改変とかあり得へん時代やもんな。
全然浅ーい私の学生時代に必死で詰め込んだ年号すら、今は改変されてるけど(苦)。

「見つけた。こんな時に、見つけてしもた」というシーンは本当に切なくて、
兄さんの父親を演じられた大杉漣さんの訃報と重なり、私自身が同様のシチュエーションで
見つけてしまったことにも繋がってました。
私の耳が、父の葬儀で詠まれたお経の緩急や息継ぎ、抑揚の全て、父のものだけを記憶している事が判った。
好きなミュージシャンの楽曲のブレスを何度も聴いて覚えるように。
産まれる前からそれしか聴いたことがなくて、それを自分の身体が覚えていた事、
そしてその気づきが弟たちには起こってはいないことにも驚き、慄きました。
自分はここで生まれて育った、この家の子、父の娘であるという確固たる自覚と、
その父を亡くしたのだという理解が同時に濁流のように襲って来ました。
私の血にはお経が流れている。
こんな時でないと、解らない仕組みやなんて。

世紀の大発見とはちゃいますけど、それで周りが退くほど大の大人が子供泣きしてしまい、
通常、葬儀の後は遺産がどうとか誤報を真に受けたうるさ型とかが出張って
来るもんですが、私の号泣に毒気を抜かれてか皆つつましく礼節を保ったまま立ち去った。
(追記:ただし親戚は私の止まらない涙に足止めを食い(苦)帰る予定だったマリラが
「私が残ってこの子に着いておく」と申し出てくれてやっとこ家路に着けたんでした…。)
いくつであろうと、親を亡くして泣く子供の前でそんな話を持ち出せる恥知らずは、
ひとりも居らんかったです。

天海さん演じるみっちゃんが、文化勲章受賞会見できよっさんの
「スミレはスミレ」の解説するトコねー、もーあ~ってなりましたわ。
そのたんびに父から「そーゆーこっちゃ」言われて、「自分で言え」て
イラッとしてましたけど、周囲にはめっちゃ仲良い親子に見えてたそうです。
うちのは岡先生みたいな天才ちゃいましたけどね。

追記:そーいや2進法に近いコミュニケーション苦の甲斐あって、
ふわっとしか用件を伝えられない上司の会話内容を要約して依頼を掛けたり、
議事録作成等のスキルを獲得しましたわ。[ぴかぴか(新しい)]
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