歴博

今年はいきなり冬？な寒暖差が激しい中、文化の日にて民博へ。
「見世物大博覧会」なるものを鑑賞。ええ、こわいものみたさです。
http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/special/20160908misemono/index

ディープやった。
看板の画風が梅図かずおで「カニ男」とか「タコ女」とか「電気男」？
娘ちゃんに「お化け屋敷やで～」って予備知識なしに言うてたんやけど、
マジ生人形とかそれそのものやった。
昔なんかの番組で見た人魚のミイラの実物にも初対面！
ああ、なんという、せつなさ。
私というフィルターを通して「せつなさ」に化学変化するものの原型が、
いわゆる情念ゆうやつなんやろうな。

見世物文化が成長して、演劇や映画などの創作活動に与えた影響例として、
寺山修二が紹介されてました。
「毛皮のマリー」丸山時代の美輪さんの写真入劇評も展示されてた。
今ならひらがな遣いで書かれるであろう文章がカタカナ多用されてるとこが
レトロでちょうどケロリンのパッケージ風味。
（追記：もしかして学芸員のどなたかが今年の舞台をご覧になったんかも？）

国立歴史民族博物館プロデュースの”化けねこ”ちゃんを連れ帰りました。


しかーし一番驚いたんは娘ちゃんから受けた質問の嵐やったりして。
「カリコ姉さんは何で結婚しないの？」「なんで今、してないの？」うおっ「今いくつなの？」ごふっ
「いつ（結婚相手と）出会うの？」どひーなんで今？
「神様に聞いて～」
「神様言いにくるかな」

わざわざ神様がそんなことを伝えるためだけにご足労下さると？そらースゴイ。

コメント 2

先日は、ありがとう！

娘の無礼をお許し下され
突然、何を言い出すやら！
見世物より怖いがな(笑)

妖しさ満載の博覧会にドキドキ
したけど、現代の興業の原点を
知るいいきっかけになったね？

けど、あの人魚のミイラ…
おばちゃんの団体客が
口々に「何かと何かをくっつけたあるだけやん！」

って、娘の前で身も蓋もないこと
言わんといてくれ！って感じやった(笑)
by おーちゃん (2016-11-11 02:04) 

こちらこそ、ありがとう～♪

いやいや、書き言葉のインパクトがあまりに素晴らしかったんで
つい書き込んでしもてゴメン！やねんけど、この年で言われてみたら
正味面白かってん。
ちょっと前は真面目にヒヤッとしたり凹んだりイラッとしてた話題のはずやのに？言われるうちが華ゆうやつの味わいやったわ～

ほんま妖しさ満載やったけど、ちょっと発想替えたらこれ江戸時代のルンバに使えたやん！なからくり人形も技術の原点やったな？

ほんま、おばちゃんの団体客こそ童心に還ってはったな！やっぱ見世物小屋は大人しか入ったらアカンとこや（笑）
by カリコ (2016-11-12 23:25)