SSブログ

世界一クオリティ [石好き]

日本の絹は世界一と証言されたシーンが実に気持ち良かった「花燃ゆ」最終話、
胸が熱くなってしまったわ、恋バナよりも(笑)。

日本のシルクの品質が良い理由はもしかして、と思うところあり。

乙女山.jpg

最近山梨の宝石商さんから、国産水晶の秘密を伺ったのです。

その方は人間国宝の研磨師さんと専属契約されていて、
その作品の美しさに、以前目にした情報(http://47moji-to-1.blog.so-net.ne.jp/2008-10-21)から、
「国産の水晶も翡翠も外国産より結晶が細かくて硬いらしいですね?これも国産なんですか?」
と聞いてみたところ、外国産の石で、どの国で取れた石も水晶は硬度もキメも同じという回答が。

えええ~?!じゃあ明らかに格の違う、このテリやきめの細かさはいったい?
日本の職人さんは仕事が丁寧で、手を抜かずにとことん磨いて磨いて磨き上げるから
こういう仕上がりになるのであって、石の質ではないのだそうです。

戦前、絹とともに世界を魅了した幻の国産水晶の美の秘訣は職人魂やったんか。

とすると、国産シルクの高品質もまた根気強く繊細に均一の太さで糸を引き続けた
工女達の職人魂そのものだったのかも知れません。
明日も、明日も、また明日も、今日と同じにやったからこそ生み出された価値というもの。
それがまた絹で認められたという史実が、それこそが命の根源であると暗示している
ように思えてなりません。
絹は蚕を育む子宮みたいなもんやから、そういうチカラを帯びてそう。
粗悪な絹でも、加護のパワーは十ニ分に発揮されるし。
海外で毛皮を買うとシルクのバックに収めれているのだが、
これが何十年と防虫剤なしで置いていても虫が付かない。
虫はきっと、シルクのバックを巨大な虫の繭と認識して戦いを避けるのだ。

「下町ロケット」の精密機器の仕上げも手磨きですもんね。
羽生くんの演技も、世界中の魂に響くものでしたね。
クール・ジャパン。

追記:下町ロケットって、ともだちの塔2.jpgのオマージュやったんですね。特に「ガウディ編」。
財前ゆうたら総回診…とかずっと思ってたけど、再放送見たら部下に佃が!
ニクイね関テレ。

そやったそやった、総回診は大名行列に喩えられてたんやった(笑)
nice!(11)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 11

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0