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アルケミスト

今年もええのん頂きましたんで、赤玉をさらし玉ねぎに。
新玉は切って空気にさらしとけば辛味が抜けるので超お手軽[黒ハート]
ほんでも旬の成分濃厚なんやろな。歯磨いても口の中が玉ねぎ。

したら、この2日日間なにげに気にしてた原因不明の筋肉痛がスッキリ退いた。
血ぃサラサラになったゆうこと?たった一晩で!
ねぎには鎮痛作用があるゆうから、玉ねぎにもありそう。
旬のものの起こすケミストリを体感中。

ほんで、精神科医「Dr.倫太郎」はアルケミストやなと。



アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)


人間の心は常に物理を超えた光速の7倍速(光速≒30万km毎
で稼動してるとどっかで聞いた。
人間の歩く速度ってだいたい4~6km毎らしいから、
もしも環境が苛酷だったら、1日で何十万年分の苦しみを負って、
それを負ったまま負ってない人とも折り合いをつけて生きてかにゃならん、
ゆうことよね。
そんなん人格が分離せんでも、約束忘れたりのうっかりミス連発してまうやろな。
慌てたり焦ったりしてる最中に対応をしくじる人と変わらん。
それが病に発展してしまう人は、「自分のせいや」と環境とか自分の責任でないことまで
引き受ける真面目な人なんやろうなと思う。

この本に錬金術師の教えを請う資格試験のくだりがあって、
それはスプーンに入れた液体を最後までこぼさずに豪邸の全部屋の
絵画や芸術品の鑑賞を楽しんでくるというものだった。
行動や記憶を統合する自分は、このスプーンの液体のようなものでしょう。

どこでこぼしたか解らない液体を見つけてスプーンに戻す倫太郎は、
魔術師かアルケミストよね。
練成するのは人の心。光速の連鎖から抜け出す「新しい価値観」を
患者と発掘するお仕事なんですね。
彼は夢乃に手元を狂わされて、スプーンを取り落とすんでしょうか(笑)
いや、取り落としたことすらも活かして歩き出してこそアルケミスト。

中園センセという魔女の描く錬金術師の物語、愛しくせつなく楽しんでます。

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