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オザキ

なんでショーシャンクに尾崎貼っとんねん、て感じやけど。

若かりし日私を面倒くさいことに巻き込んだのは尾崎やったんです。
や、もちろん尾崎豊本人には面識もなーんもありませんけど。
一度私がチェッカーズのコンサートに付き合ってもらった見返りに
尾崎のコンサートに付き合ったくらいかな。
http://47moji-to-1.blog.so-net.ne.jp/2012-04-08

Tくんとその仲間たち、そして勘助は尾崎ファンやったんです。
で、私は勘助に学校で「これ聞いて!」とアルバムを全部渡されて、
訳あって彼らほどハマリはせんかったけど一応律儀にお勉強してたんです。
いかに勘助が純粋で危なっかしいヤツであるかが作品から見えた。
それがお嬢さん学校中退したあげく水商売へ、なんて聞かされたら黙ってられへーん!
そして百戦錬磨のTくんの中に宿る純粋な魂もくっきり見えた。
同じ価値観がインストール済みやったから、理解と結束が早かったのか。
あれは間違いなく尾崎の起こした奇跡でした。
彼らの心の中にはいつも尾崎の歌が流れていたんですね。

えーっと、私が尾崎にハマりにくかったのは実にこっ恥ずかしい理由で、
当時初めて出来た彼の顔立ちが尾崎そっくりやったんです。
勘助にアルバム渡されて気付いた。
けど残念なことに、離島出身のその子はとっても素直に健全に流行に乗ろう乗ろうと無理して、
バイト代を全部バカ高いブランド品に注ぎ込んでファッションの話しかしないので、
本人はモテたくて仕方ないのに本来の魅力が周囲に全く伝わりません状態だった。
違和感ハンパなし。
なんで私に声掛けたんやあんた?と映画や食事に行ったくらいで速攻自然消滅。
長期の休み向こうは帰省、私は旅行で全然会ってなかったしなぁ。
意地の悪い言い方をすれば、島に連れて帰る訳ではない私の存在は、
彼が取り急ぎ欲しがってた「京女の彼女ができた」というブランドのひとつに過ぎなかった。
京女のブランド女子に行きーや!ゆう話なんですわ。
「顔そっくりなんやから、そんな服より普通のTシャツ・ジーンズに会話のセンスでモテまくるよ」と
アドバイスしても「誰からも言われたことない」と全然聞き入れてくれなかった。時代やわぁ。
まあ尾崎ファンは彼好みのブランド女子ではなさげやったから、その層にモテる必要なかったし、
いろんな意味で彼にとって良い選択やったと思う。
軽率なアドバイスに従って変なモテ方してたら、業まで引き受けて人生狂ってたやろ。

そして私にとっても良い出会いやったと思う。おかげで「そんだけ払うんやったら自分で
好きな服縫うわ」と作る楽しみに目覚め、就職にも大いに役立ったから(笑)。

姿かたちだけでなく尾崎本人の魂は彼と実に似てたと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=ooQlFa0J_dc
いつも「これ似合ってる?」と聞いてくる子でした。
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