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国宝鳥獣戯画

141016.jpg 王蟲の目.jpg
どこの青い海と白い砂浜?って画像ですが、京都国立博物館です。ブルーカルセドニーのようなこの青、ステキ過ぎるわぁ~
「王蟲が心を開いておる」ってカンジ♪

平日ど真ん中で、入り口で15分待ち、中ではメインの鳥獣人物戯画甲巻で…もー何分待たされたかわからんですが、音声ガイドプログラムを借りてて、ほんっまに良かった!です。
何回でも聞き返して暇つぶし。

なんせ見終わったら、日が暮れてた!
(お買い物含めて)3時間かかった。
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仏眼仏母像のエピソードはひー[たらーっ(汗)]でした。
明恵上人は自分が観賞しているこの場所辺りで、それやったんか…と。
だから明恵上人像はあの角度の画ばっかしなのか…とか考えてしまいました。
明恵上人像では鳥は見つけられたけどリスが最後まで見つけられず。
善妙神立像の玉手箱の中身がせつなし。
白光神立像から仏師の明恵上人に喜んでもらいたい気持ちがすごく伝わって来た。
人物戯画の法会の仏壇のガイコツ画は上手いなと感心した。
人は死んだら仏になるってゆうもんね。当然ガイコツを拝むのは仏を拝む事やわな。

しかし鎌倉時代作の転法輪筒の画もマンガっぽいというか、まんまいがらしみきおやったで?

ささやかな驚きは、なんと、鳥獣戯画にネコがいた。
知らんかった知らんかった!けど、猫の部分の公開は後期…(11月5日以降)
どないしょ~
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”サンカク”のマグネット発見~[揺れるハート]

20年前のしーちゃん.jpg音声ガイドの動物の動きに学ぶところがある、という下りに実家のシズカさんに教えられたことを思い出しました。

今はすっかり老猫のシズカさんですが、この写真の頃は本当にういういしくて可憐で、
鳴き声も変わってて、「にゃ」と短く小さくしか出さなくて。
なんて大人しくて賢くて可愛いんやろうと愛でるばかりでした。

ある日外ですごい声が聞こえたんです。すんげーガラの悪そうなドラ猫がウチに侵入を試みて、家猫を威嚇してる!
うちの子に何すんねーん!とツッコミを入れる気まんまんで勢い良くガラッと窓を開けて、声の主を確認した。

ら、「アンタどーゆーつもりや!!おんどりゃ~!!ファオーオオオーーー」とすんげー声で威嚇してたのはウチのシズカで、脅えて腹を見せてたのは野良猫の方だった…
あまりの衝撃に「しずか?!」と声を出してしもた。
シズカは…「フワァーー・・・・・・(私に気付いた瞬間)・・・・・ニャニャ?!」と地続きで愛猫に戻ったんです!!
私はそれに応えず無言でピシャンと窓を閉めて、思いました。

猫が…猫をかぶってた!!

猫が猫を…猫が猫を…み、見たらアカンもん見てしもた?どないしょ、とぐるぐるしてたら、もーすごい勢いでシズカさんは飛んできて(野良猫とのバトルも放り出してまで)、「にゃ?にゃにゃ?」といつも通りの可憐な声で、でも必死にまといついて来るので、
そうか…私ら家族にはそんな姿見せんとこうと気ぃ遣うてたんやなぁ…とじーんとしてしまいました。
いかにも「ごめんなごめんな?あんたに言うたんちゃうねん!な?な?」て感じでしたから。
ペットは、愛される事に命を掛けてるんやな。
(※ただし、後に中年になったシズカさんは家人の前でも普通にバトる姿を隠さなくなった。もうバレてるしええわ、て開き直った?)

猫をかぶるって、腹黒いネガティブなイメージがあるけど、動物すらも普通にかぶるもんなんやと教えられました。
家族と仲良く暮らしてくために、好きな人にいい顔を見せようとするのは本能なのかも知れませんね。そう考えれば、現代人に失われつつあるのも納得かも。
数年前にシズカさんは母が拾って飼い始めた手乗り文鳥をも、手に掛ける事無く共存してみせた。
母が大事にしているものは傷付けてはいけないもの、と認識していたからなのか、
年で狩猟本能が衰えたからかは定かではないけど、あの凄腕ハンターが?!と驚きでした。

かぶってエエんです、猫。
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