在野の監察医－骨になっても－

なんということでしょう。
過去最高複数回ヤカラの屋敷を再生してるかも(苦)
けど私の前であんな口利いたら半殺し確定やで。うふっ。
「ゼロの真実」に触発されて書いてしもた。
これ繋がりのネタはもーええかげん封印しよ。

けど、いらっしゃるんですわ。意外なとこに納得の専門家さんが。

それは火葬場のおじさんでした。
焼きたてホヤホヤのお骨を見てね、鑑定してくれはったんですよ。

「ここの骨がこんな人はこういうこだわりが強い」とか
「こういう食物を好まれたでしょう」とか
「体力がある方でしたね」とか
ズバリ当たってて面白かったです。まるで和製「BONES」。



そんなことまで判るなんて！さすが勤続ウン十年のプロ。
ほんま体は嘘をつかへんのやな－。骨になってもバレバレ。

けど、最後にとっても悲しいことを言われた。
とても素直に不思議そうに。
「あのう…この方はなんで亡くならはったんですか？」

現実に引き戻された。

「脳も内臓も骨もきれいで丈夫で実年齢より若いです。
若い人でも病気が原因なら飲んではった薬によって、
骨の色や患部付近の焼け方が変るので判ります。
どこも悪いところがなく欠損もないから、
交通事故とかでもないですよね？死因が解かりません」

「ええ、急性心不全です」

「なるほど！だからか～それはご愁傷様でした…」

そのスッキリ納得しはった顔に、
だからこそ私は納得出来ひんかったんやと悟らされましたわ。
死ぬような体やなかったくせに、死ぬなんてヒドイ。どんくさいにも程がある！

こんなしょーもない気持ちをいつまで経っても憶えてる自分はイヤやけど、
こういう出会いは嫌いやないのよね。
日本の法医学界の遅れを、こういう無免許監察医(笑)のボランティア精神が
人知れずフォローしてきたんかも？とか思うと、面白いもん。
心療内科の分野とかも海外の先進国より手軽になった印象がないのも、
国民性の豊かさが不足を補ってるからのように思える。
「容疑者Xの献身」みたいに、自殺しようとしてるその瞬間にピンポンが鳴って、
死に損なうとか、知らん間に救ったり救われたりしてるんとちゃうかなあ。
知らん間に傷付けたり傷付けられたりするのと等しく。
色即是空　空即是色。

コメント 2

私も読んでて、叔母と父が亡くなった時に見た歴然とした
骨の色の違いを思い出したわ。

確かにどっこも悪いとこなかった父の骨は、太くて白かった！
しかも、重量感たっぷりの写真撮影の機材を持ち歩いてたせいか
長年支え続けた膝の骨は、やたらと太かった。。。

こんなに太い骨があの重い機材を抱える体を支えてたんや～！って
びっくりしたもんなぁ～。

そんなんって、忘れようにも忘れられへん記憶やと思うわぁ～。

しゃーけど、この世界に生きとし生けるものは、みんな
その四字熟語の如く、他者に支えられて困難から救われてるし、
フォローして貰ってるんよな？

ただの一つも例外なく、知らず知らずのうちに。

by おーちゃん (2014-07-23 16:51) 

なんか昨日は終日ネットに繋がらんで最適化やらのメンテナンスで終わったわー。
レス遅れてごめん！

やっぱし記憶に残るよな。お骨見る機会なんてそんなないもんな？

な？そんな気なしにやったことが本人の思惑を外れて救いになったりする
ゆうのんは目撃したらパルピテイション♪やろ？
イケズのつもりでやったことが、うっかりフォローになってしもて、感謝されて困惑しながら調子合わせてる人とか見ると、可笑しいてしゃーない(笑)

by カリコ (2014-07-25 23:58)